シューキョーのビラ

悉く信憑性の薄い言論の数々がここに!(予定)

ゆるやかに流れだしたのはそうだが、そこまでが乱流過ぎるだろ!!!という話

二か月前にこのブログを開設してから初めての更新です。で、そのお題が今回のリレイベなんですが、いやいや、これとかこれとかこれとかもっと更新するタイミングあったよね・・・・・・?どれも怠惰ゆえにできていないだけなので、いずれ書きたいと思います。

 

そういうわけで、今回のリレイベについて、Twitterで140文字連投するよりももうちょっと見やすくまとまった形で、つらつら感想を書いていきます。

 

渡月麗の感受性と表現力

まあもうTwitterでだいたい言ってしまっているんですけど。

ただ、この「感受性と表現力」は音楽と人間関係の二つの面があると思っていて、音楽については言うまでもない(というかピアノに詳しくないので迂闊なことを言えない)のでともかく、人間関係における「感受性と表現力」は、今回の経緯と顛末にも関わる「周囲への気遣い・謙虚さ/楽しいことに対する素直な反応」ですね。

特に後者に対しては、後述するように麗の母親が麗をピアノに縛り付けるようになってしまった原因でもあったわけですし、元々ハピアラの中での立ち位置としても一貫性があると感じます。りんくの提案やむにの雑談をだいたい目をキラキラさせて聞いているイメージがあるので*1

こういうふうに、キャラクターを深堀していくストーリーで、「じゃあこういう場面ではどうなる?」という試行を通じてキャラが(読み手の僕らの中で)固まっていくのが今回読んでてめちゃくちゃ楽しかったポイントではあります。

 

「親との向き合い方」というテーマで親視点を多用したこと

今回のストーリーを読んで毒親呼ばわりする*2のは「ないなぁ」という意見です。これにはD4DJ-4コマmix!-で出てきた渡月家がめちゃくちゃ好きだからというのが関係してなくもないとは思いますが*3

第17話 / D4DJ-4コマmix!- - 漫画:しろくま/原案:ブシロード | コミックブシロードWEB|人気作が無料で読めるWEBマンガ!

親のせい、といえば簡単に問題が片付きますし、実際に子供がこれから歩む長い人生と大人の老い先短い人生を考えれば大抵それが正解なのかもしれません。少なくとも子供からの意見はそうなるでしょう。

そこで今回のストーリーで効いてくるのが「親視点」なわけです。麗の父親と母親"のみ"で会話するシーンもありましたし、何よりラストの回想がまさしくこれです。

このラスト、自分の中では一番刺さっています。自分の子が自分の好きだったピアノを好きだと言ってくれて、しかも先述の通り「好き」「楽しい」を素直に表現してくれたわけで(さらには目に入れても痛くない年頃で!)、すっかりピアノを楽しませようと執心してしまい、原点を見失っても「ピアノを続けさせたい」という意志だけは残り・・・というところでその原点を思い出させてくれたのが、まさしくあの時と同じ「好き」「楽しい」の表現だった、というのは何ともエグ過ぎないですか。

そんな昔の母親の心境は露知らず、麗は自分の感受性と表現力の翼を広げて巣を離れていくわけです。そういう悲哀を考えたら簡単に一言では切り捨てられないと思いますけどね。

 

今回のストーリー演出について

話題は変わりますが。

言わずもがなエ〇ァだろと思わなくもないですが。いやもしかしたら〇ヴァのあの演出に元ネタがあってそっちでは全然意図するものが違ったりとかするのかもしれないけども。でもグルミクのP陣がそんなとこまで考えているとも思えないけど。

・・・何が言いたいかというと、「今回の演出って、サイコホラー的でしたよね?」ということです。なんかそういう雰囲気を感じたという感想が見られないので。BGM切ってる人多いのかな。まあかくいう私は効率良く読むために滅多にボイスつけませんが・・・。

BGMがピアノだけだと異質・・・とかいうと怒られそうですけど、少なくとも現代の一般人の感覚はそうだし、そもそもこのゲームの方向性からしてBGMがピアノだけになることはどう考えても非常事態でしょう。

そういうわけで、非常事態という意味での恐怖演出の意図を感じなくもないのですが、まあ今回のストーリーはやはり音楽性が焦点なので、そこへの気遣いのみでこうなったと言われれば納得できなくもないですね。普通に意見が欲しいです。

 

清水絵空という女

本題。

薄々感じてはいたのですが・・・・・この女、"欲"の手つきがヤバすぎる!!!!!!(急にTwitterの口調に戻ったね、禁断症状かな?)

端的に言って、むっつりスケベです。そしてむっつりスケベがこの世で一番エ▢いです。こんな女がぽやぽや天然少女に引っ付いているのマジで危険すぎると思うのですが。

そんなガチアンチしぐさはともかくとして、

ですね。奥手ではない(だったら野心家にはならないので)とは思うのですが、いかんせん他人に自分をさらけ出さないというか、自分から距離をとっているというのが特徴的です。実はそれは幼馴染の麗にとってもだった、というのが中盤の絵空の反省でもありました。僕、お姉さんしぐさする明るいキャラが未熟さで曇るのだーいすき!

(備考:

ともかく関係性に一家言ある者としては、このように人間関係を上手く築けない*4キャラは関係性にうねりをもたらすポテンシャルが高いのでこれからも注目し続けていきたいです。今回も全然麗のための行動が暴走域入ってると思ったので、いつラブリー(意味深)に及ぶのかとドキドキでしたね。いや先述の演出も相まって、本当に怖かったんですよマジで。

ハピアラvsピキピキという構図の和解的解消

最後は余談程度の話ですが、D4FES1章の最後で愛莉と紗乃が示した「スカレナ≒ハピアラ/リンアイ≒ピキピキ」という構図は、CoAの顛末からハピアラとピキピキの対立を示唆しているのでは?と個人的には思っていましたが、りん響イベとこのれいえそイベでその可能性はかなり低くなってきていると感じます。

前者は、形式上は「ライバル」という対立構造ではあるものの、同じ方向性を目指して競い合うものので、例えば同じステージに立たなくなるとか音楽ジャンルがはっきりと分かれるといった反平行に離れていくものではない、という意味で悪い対立ではないと思います。

そして今回は、そもそも幼馴染なんだから対立するはずがなくない?と思われるかもしれないですが、「麗が嫌々音楽を続けているのを知りながら止められなかったら・・・?」ということを、今回期末試験で蚊帳の外だったハピアラメンツがいなかったことのIFとして考えるのはあながち無価値でもないのではと思います。資金力でステージ潰してくる絵空に「どうしてこんな・・・昔の絵空さんに戻ってください!」と泣き叫ぶ麗に「これも全部麗ちゃんのためなのよ」と悪役を演じる絵空、見た過ぎる*5

それから、All Mixはグルミクの時系列と同列に語っていいのかわかりません*6が、11話の真秀としのぶの合作も対立の回避の面があったと思います。りん響とだいたい同じですけど。

そういうわけで残りはむにと由香なんですが、まず絡みがほとんどなくて、こういった対立うんぬん以前の話ですね。この仮説が全然間違っている可能性もあるとは思います。

最後にこのむにと由香のVJ組について、余談の余談。むにが絵師としてVJをするなら「ハピアラのステージに自分で"描き込む"」というスタンスになるのに対し、由香が写真家としてVJをすると「最高の瞬間をファインダーの向こうで待つ」という自分を疎外したスタンスになるという構造が面白いです。ただ、自己を疎外しない撮り方もありますよね。きょーゆかリレイベのカードイラストが自撮り写真でしたけど、あ終わった(自滅)

 

後から見直すと、全然まとまってないですね。あとタイトルそんなに回収できていない。自分で言ったことぐらいは守ってほしい。

これからもこういう感じでやりますので、ご容赦ください。

*1:なお、それはそうとして大和撫子キャラとして礼節も重んじるため、目上への人に対する無礼でりんくにガチ呆れしているときもあります(D4FES2章)

*2:ここでは言動の目的が毒親っぽいからそう呼んでいる人のことを指しています。言動が毒親っぽいから~って人はもう論外です

*3:女中さんがいる設定になっているので、ゲーム本編とはパラレルの可能性はあります

*4:何とか言い換え表現を探そうとしたけど語彙力なくて見つからなかったし、書いた自分が全然効いてる

*5:その後一人で涙流してたらもう

*6:このネタも記事書きたいよ~